カフェ改築ものがたり その3
4月12日。いよいよ今回の目玉商品(?)、今もっとも注目を浴びている炭で出来た建材を張る時となりました。電磁波をぱくぱくしてくれる「竹炭ボード」は、鹿児島の「協同組合ケトラファイブ」というところでのみ作っているもの。竹ゆえに、電磁波だけでなく、湿気、匂い、音、化学物質もぱくぱくしてくれます。難燃であり、リサイクルも廃棄もOKというエコエコ商品です。知り合いが紹介してくれました。たまたま身体に悪い断熱材はいやなので、炭化コルクのボードにしようと資料を取り寄せたところでした。LARC2Bという発ガン性物質を含んだグラスウールやロックウールは、平米500円と格安ですが、それらより断然安全な炭化コルクは、平米3800円。でもやるぞ〜、と決心したところでした。
竹炭ボードは、壁の中に埋め込むタイプの厚さ10ミリ(我が家では天井に)が平米6000円。20ミリの壁と床用が平米10000円。でもやはり寒さを考えて2枚重ねにした「サーモウール」も入れると、4000円プラスの平均平米12000円・・・。約300平米あるので、断熱材だけで360万円!車1台お買いあげです。でもいいのです。価値観は、あの極寒の部屋の中で生まれたのですから。価値観は、化学物質でぼろぼろになった東京で生まれたのですから。
あとは使ってみての話ですが、施工した大きい部屋に入ると、まだ床は下地のままなのに、夜でもぽかぽかです。トレーラーハウスより段違いの暖かさ。スタートしてまだ2年という竹炭ボードですが、たぶん家づくりでここまでふんだんに使った人はいないのでは??? 部屋の2面だけに使っても効果があるのに、全てに入れた我が家は、究極の「やすらぎ空間」になること間違いなし! どうか私の家がよい実験材料になりますように♪
4月24日。いよいよ最後の追い込みです。でもちょっと先が見えてきた感じ。3月28日までキープしていた藤間大工の日程は、4月中に3度ほど延ばしてもらい、とうとう5月3日まで・・・と西山親方に了解していただいたのでした。こんなことってないんだろうなあ。最初のボランティアの人達も「今が佳境!」というレイコの言葉を、しらじらしく思い出していることでしょう。私も、こんなに佳境のオンパレードになるとは思わなかったのです。ホントよっ。
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