2009年2月25日

■再びお四国巡り 最終日 < 5 >

 


喫茶を通り過ぎ、すてきなお家の前で、思わず足が止まった。窓掃除中のお家の方にご挨拶。「すてきなお家ですね〜」「ありがとうございます」




そこを過ぎて、何気なく振り返ると看板が。「お店だったんだ!」。でも営業時間まで30分もある。「今ご飯炊いていますが、お時間ありますか?」と店の人。「いやー、30分はちょっと…」「家で作ったお米と地場のお野菜ですよ」「きゃー、待ちます♪」
しかし、この扉を開ける時、このあと2時間もの長居をすることになると、誰が想像したであろう。


金魚鉢だ。こんなの見たことないなあ。金魚も気持ちよさそう。



机の上にはターシャです、やっぱりね。 「DIY好きなんですよー」と、段々ただ者でないことが分かってきました。
わくわくしながら扉を開けると、そこはまるでお伽の国。窓ふきの方はオーナーの岡崎貴美子さんでした。開店準備をする彼女の手を止め、あれこれ聞きながら、店内を見まくる私。


浜天井もさりげないけれど、すごいぞ。「ここ、10年限定カフェなんです。2017年には壊してしまうんですよね」「何ですとーっ!?」。2年前、子供と行けるお店があったらなーと思った岡崎さん。そして子育ての間、仕事を一時ストップ。子供が居てもできる仕事としてカフェを作ったという。


私の席として案内されたのは、この窓からの景色が堪能できるところ。林の先は大日寺。
こちらは子供連れでもわいわいできる開放的な個室。赤ちゃんベッドもあるよ。


イタリアからの大物小物を買い付けては大阪や東京に卸していたという岡崎さん。ここにある品物はぜ〜〜〜んぶ買うことができるものばかり。


見ているだけで微笑んでくる。あるものたちが、全部愛されてそこにある心地よさ。

開店になったら、小さい子供連れのお母さんたちや若い恋人たちがどんどんやってきて、あっと言う間に、全ての席が埋まってしまった。

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