2010年9月4日

■ ぐるぐるモンブランに魅せられて〈パート2〉



翌日も取材でトップ選手なら11時間後に到達しているであろう、東側のボナッティ小屋からアルヌーバを行ったり来たり。同行者は、カナダで映像関係の仕事をしている篠田さんと、シャモニーのゴルファーナオミさん。いずれもおっそろしく健脚で、「トレラン出るべし!」。
8/25。私はモンブランの西側、レ・ズーシュから山を登り、コル・デ・ボーザにいました。UTMBの選手が最初に登る山。実際は夕方なのでこの景色は見えませんが、すっばらしい景色に恵まれてにっこにこ。なんだか絵葉書みたいだよね。
こんな感じで縦走トレッキングから、小屋までの一時間の山歩きを楽しむファミリーなど様々。みーんなマイペースで楽しそう。 見えるかなー。2人の歩く先には、日光浴の面々が。灼熱の日本では考えられないですが、こちらでは丁度いい気候なんですよね〜。 突然ですが、こちらは町中で大人気だった撮影スタッフ。自転車で追うためのこのヘルメットが、子供に大ウケ。かぶる駒井さんは、アドベンチャーレース界の大御所なのですが(ひたすらオカシイ)。ご免!


グッズショップが並んだテナント会場。こちら(帽子の後ろ姿)は、マラソン&トレラン界で老若男女に大人気の福田六花さん。あっちこっちで「リッカさ〜〜〜ん! いたのね〜」と声を掛けられ、全然進めません。「ランナーズ」連載中とはいえ、びっくり。
時間はほとんどなかったのですが、移動の合間に大急ぎで“目”で観光。賑わうシャモニーは、まるで巨大アウトドアショップで、るんるん。 久々のヨーロッパやけん、カフェでカフェしたかった私。朝食のパンを買い出しに行く時に、やっと一杯。「ほっ」。さあ、あとはスタートを待つのみ。44時間は寝られないぞーっと覚悟をしたのですが。
そう、悪天候でレースは中止に。私は五時間後に到達予想のシャピューにいたのですが、嵐の後にヒョウが降りました。ざぶがった。。。判断は正しかったと思う。他のレースにもいろいろ影響はあったのですが、こちらは3人で240キロを走るPTLのゴールシーン。感動的。カフェでお茶しながら見る事ができました。 でも、やっぱり見たい!走りたい!という訳で、スタッフたちと、翌日の10時に再開され、千人以上(最初は約2300人)が出たUTMBの短縮版(88キロ)を見に行きました。実は携帯電話の写真なので、イイのがありましぇん。トップも速すぎて流れるぞよ。でも日本人トップだった山本選手とはハイタッチできた! 右端は、同じ静岡でオリエンテーリングや地図に関する心理学を教えている静大の村越真さん。レース中止後、コースを21キロほど先導して下さり、トレランできました。今回の移動は、35キロくらいかな〜。左端は、やはり走って自転車で富士山頂でもカメラで追えるアドベンチャーレーサーの佐藤さん。
←途中のトリアン手前の応援いっぱいのところで、むちゃくちゃ可愛い子を見つけました。山のコースは放牧地の真ん中を突っ切っていることが多く、改めて「生活に近い道」と痛感。自然の地形を活かし、人に愛され、なんて心地よいのでしょう。何年か住んでみたいものだなあ〜。ブルーベリー、ヤナギラン、私の大好きなシレネーがいっぱいでした♪


 最後になりましたが、大健闘の山本健一さんは、11位(すごい!)。日本のトップトレイルランナーの間瀬ちがやさんは、女子8位&年代別40代2位。前ページでブログを紹介した鈴木博子さんは、女子10位。渡邊千春さんは35位。松永紘明さんは、51位でゴールしました。往きの飛行機で、偶然プロ&セミプロ選手たちと一緒だったので、「みんな笑顔でゴールしてーん!」と祈っていた私は、やっぱり興奮しました。 大勢いた日本人参加者も、走った方はかなり完走したと聞いています(166キロ走ろうと思ってやってきての88キロだから? でも、連絡があったのが夜中とかで、寝不足でのレースはきつかったらしいです)。私もお世話になっているテーピング「ニューハレ」の芥田さんのブログがとっても詳しいので、こちらも是非(六花さんのブログには、私のテーピングも載ってました)! 参加しなかった鏑木さんや横山さん(トップアスリート。私には推し量る事はできませんが、モチベーション、本当に難しいと思います)たちの様子も分かります。パリダカで慣れてはいたけれど、「レースは何が起こるか分からないなあ」と痛感したモンブランでした。また、是非行きたいです! できれば参加者で(言ってもうた。。)。

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