2008年6月22日

■介護の世界をスケッチで

 は〜い、「介護のスケッチって何だろう」の謎を解きに、さっそく東京へ行って参りました。けやき並木の美しい住宅街にひっそりある「けやきコミュニティーセンター」は、地元の人に愛されている穴場的な空間。その二階の片隅にあるこじんまりとしたお洒落なギャラリーで開催されていました。

 次女の正子ちゃんは、昔からのんびりムード漂っていたのだけれど、40代から飛ばす飛ばすの人生。サンリオ退職後、ヘルパー2級、そして介護福祉士資格を取り、ばりばり働いていたのですが、実は最近、急に体調を崩してしまいました。で、やむなく休職。今回のスケッチは、その静養中に暖め、10日間で一気に描いたというのですから、、、こわっ(他にも完成まぢかの介護小説があるらしい)。でも驚いたのは、今までにまったくなかったタッチだったこと。本人もびっくりだったらしい。ちょうどサンリオ時代の知り合いの方がいらしていて、「正子ちゃんは、今が一番いい時よね。本当にやりたいことやってるわよね」とおっしゃってました。まったく同感。”案外病気もいいもんだ”なんて勝手に思っちゃったりして。。。

 吉祥寺コンセルジュにも関係している正子ちゃんですが、キッタン探訪のところでも紹介されていたよん。

 

パワフルさと大食では私の上をいく正子ねえちゃん。なぜか「この人は別の時空間に住んでいる」とず〜〜〜っと思っていましたが、更にその思いを強くしました。山姥。。。 前回にも登場したカリグラフィーと七宝絵画(想像の街空間「ハーモニー」)。 こちらも七宝の「北の森のクリスマス」。たしか20代から武蔵野美術工芸研究所で習っていて、で、そこの独り息子さんと結婚したんだよーん。


ミニスケッチを描いた道具たち。色鉛筆は、ファーバーカステル/fabercastel の百色。私も日本一周から帰ってきた19歳の頃、画材安く買いたさに(!?)東京芸大の生協でアルバイトしたことを思い出しちゃった。


そして今回のメイン。案内状にあったスケッチは、9枚からなる絵本でした。その名は、「ゆみちゃんのおさんぽ」。正子ちゃんが初めて介護させてもらった素敵な子で、その後2年ほどヘルパーしていたゆみちゃん。
出したいと思っている正子ちゃんの趣味のジャムづくりのお店の絵コンテ。マジャム・ミジャムとは、正子と道子のジャム屋さん。「レイコがないじゃんかー」と言ったら、「レイコも入る?」だって。空想は只だもんね〜。でも意外と実現しちゃうんだよね、こういうのって。レ・パン?ル・パン?レ・テ?(山羊乳だ!)。

お父さんに頼まれて、生まれて初めて車椅子を押してのお散歩へ。 ちょうど今頃の時期だったんだね。あじさいが綺麗に咲いていました。 おお坂道じゃー!! ”ずんぐんずんぐん  吸い込まれるよーっ”
つづき
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