2006年11月3日

「ねんりんぴっく静岡」2題

 10月の末は、とっても嬉しいことがたくさんありました♪ かれこれ4度目になるNHK BS-2の「俳句王国」ゲスト出演でしたが、なんと今回は地元富士宮市の市民文化会館での開催!!! たいていの事は緊張しない私ですが、ずいぶん前から「うぐぐっ」と冷や汗が・・・。ねんりんぴっくの俳句交流の拠点となった富士宮市は、それでなくてもけっこう俳人のいるところ。「まあ、今さらあがいてもね」といいつつ、散歩のたびに「うんうん」唸って一句、二句(一苦、二苦?)。人様の前で詠まれることを考えると、胃がきゅーーーん。でも実は、緊張しているのは、別のこともあったりしました。

 今回の主宰は大御所の金子兜太さんです。金子さんと言えば、そのお人柄も豪快さも格好良さも人並みはずれたものを持っている憧れの人♪ お逢い出来ただけでなく、隣の席に座れるなんて、もうもうもうもう、これが緊張しなくてどうする、です。そして思いはずいぶん昔(かつて私がバイクショップを経営していた20代の半ば頃)に遡ります。その店の前オーナーはコピーライター&ライダーの小林敬子さんという女性だったのですが、その足利出身の彼女の中学時代の担任教師が、柴崎草紅子という俳号を持つ俳人でした。実は浄徳寺というお寺の住職さんでもあり、1993年に病気で亡くなられる直前にお逢いした草紅子は、生徒だけでなく広く人々にその生き方や俳句を通して自然の素晴らしさや人の暖かさなどをた〜〜〜〜〜くさん伝えてくれた素晴らしい人でした。当然ファンもいっぱい! 私の大好きだった句は、「芋畑なり 月潜む ところなり」 その草紅子がよく出ていたのが「俳句王国」で、なぜかそこにはいつも金子兜太さんが主宰としていらっしゃいました。とっても仲がよい間柄だったそうです。その後どこかで金子兜太さんを見かけると、必ず草紅子を思い出し、敬子さんを思い出し、そして遙か昔の二〇代の頃がぶわーっと蘇ってきてしまうのでした。

(放送は11/4土曜日の午前11:00〜11:53。是非是非ご覧になってくださーい! 今回は吟行はなかったのですが、集まった方たちとの語らいも楽しく、終始にっこにこの私がいます。「もう死んでもいい!」と叫ぶ私の姿も!?)

 さて翌10月29日は、静岡市のスランシップで、やはり「ねんりんぴっく静岡」の関連で、清水國明さんとの「エンジョイDIYトークショー」が行われました。司会は毎週顔を合わせている伊地健治アナウンサー♪ 45分間じゃ「短いよーん」という感じでしたが、お喋りコンビは語り尽くし、そして楽しく帰路へ。そしてこの日は、ちょうど近くまで来ていたスティーブ&エミコのシール夫妻が遊びに来てくれていました。身体の調子はとってもよさそうで、来年のネパールツーリングはぜったいに大丈夫そう! というか私にも負けないほど凄い食欲・・・? 仲間がいるからかもね! 前回のインドで出会ったという東京の知り合い郁子さんと、みんなを連れて来てくれたシャカンヤ・ニッタさんと共に、盛り上がりました。翌日は東京でお仕事とかで、ほんの短い時間でしたが、濃かったわー。それにしても人をシアワセにしてくれるのは、やっぱり人と自然(含む動物)なんだよね〜。なかなか逢えないけれど、離れていてもいつも心にいるアザラシ(Seal)夫妻でした♪

10月28日の日の出。きれい。
毛無山も紅葉がはっきりしてきたよ。
今日はなんだか楽しいなあ〜っ♪
レイコ畑の白菜もすくすく(←間引かなかった・・・)。 前列真ん中が、金子兜太さん。右は司会の俳人、神野紗希さん。左は出演の俳人たち、地元のいのうえかつこさんと佐野鬼人さん。後列左より司会の板倉卓人アナウンサー。京都の大月光勲さん。青森の吉田千嘉子さん。刈谷市の境雅代さん。 カフェで団欒。左がシール夫妻。右がニッタさんと郁子しゃん。1986年もののワインを戴きました。私が初めて砂漠のラリー(ファラオラリー)に出た前年だーっ!
次へ(2006年12月17日)
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