2006年10月1日

■ 人を励ますひと

 縁って不思議ですよね。もし、あの時あの人に出会わなかったら。もし、あの時あそこに行かなかったら。もし、あの時連絡をしていなかったら・・・。20年以上前にバイク雑誌の縁から知り合っていたエミちゃん。かつては日本を巡るライダーだった彼女ですが、いつの間にか自らの動力(自転車)で世界を駆け巡っていました。そして「どうらや身体を壊して倒れて、日本に帰って来ている」というニュースを聞いたのは、初めてのアラスカ旅行をしていた2001年の2月。フェアバンクスで犬ぞりのレースをしている、舟津圭三さんのところでした。世界は狭い。冒険者たちの輪も同じようです。で、日本に帰ってから「さあー、すぐに連絡を取らなければ」と思ったら、「もしもし・・・」と何年ぶりでしょう、本人から電話があったのです。以心伝心。不思議な縁にひっぱられて、それから私は幾度も大阪の病院へ行くことになりました。もちろんこっそりホメオパシーをしのばせて??? 何としてでも直って欲しいという思いは、パートナーのスティーブはもちろん、彼女を知る人みんな同じでした。あの2〜3ヶ月は、まさに考えられないような濃い時間だったなあ。そして手術。苦しい治療の末、ガンを克服しながらもまた走り始めたシール夫妻。テレビでも幾度もその様子は流れましたが、励まされた人も多かったはず。そんな彼らにアウトドアメーカーのモンベルが、今年のチャレンジ・アワード賞を贈るというので、8月8日、さっそく渋谷のモンベルまで逢いに行ってきました♪

朝が明ける。これが当たり前でない時(「あと何ヶ月かの命」と言われたら?)、どう自分をコントロールしていくのかなあ。 世界一周完走。オーストラリアで家庭を持つ。夢はもうちょっとで叶うところだった。
突然ですがヒマワリ、8月7日に咲きました。
で、咲いたのに嵐!!! なんというかエミちゃんの気持に近いかなあーと(怒られる?)。 手術後やっと乗れるようになって、また旅を再開。そこからこの自転車が相棒です。 12年間で13万キロ(1989年に出発〜2001年で倒れるまで)。果てしない長さじゃのう。
スティーブとエミちゃん。エミコは彼のこと、旅より何よりとにかく好きらしい(アツアツなんだ、いつも!)。 ご存知モンベルの辰野勇社長。ご存知ケイナで入賞をしっとり祝ってくれました。趣味は越えてます。 朝霧にも3度ほど来てくれた二人。今は奈良の山で無農薬の野菜作ってほぼ自給自足なのだ!
あーら、賀曽利さん、あーら風間さんもいた! 他にも名だたる冒険人間がずら〜りいらっしゃってました。 みんなの親分的存在の江本嘉伸さん。地平線会議代表世話人。山にモンゴルに世界を駆ける新聞記者。奥様は田部井淳子さんが初めてエベレストの登った時に一緒だった北村節子さん(←やはり新聞記者で絶世の美女。とにかく憧れの人だったので、知った時はびっくり!)。 地元、ホールアース自然学校の広瀬敏通さんもいらっしゃったぞー(左)。み〜んな濃い関係なのは、前世からのご縁かしらん?
次へ(2006年10月3日)
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