vol.90 2002年12月4日

* <最後の鴨出し>

 8月24日、ついにカモちゃん達が全員もらわれていきます。しかも、レイコ田んぼの24羽だけでは足りないほど里親の申し込みが!! 嬉しい悲鳴を上げて、足りない分は、共同田んぼのアイガモちゃん達をあげることにしました。
 この日は3家族に合鴨を渡しました。静岡市の吉田さん親子、関口昭さん、石倉さんファミリーです。「傷ついた野鴨を助けて飼っているんですよー。」「鳩を何年も飼っていまして」など、どの家族も動物への愛情がひしひしと感じられ、『こんな方たちにもらわれるならば、まったく安心』と、フェアリーテール一同はほっとしたのでした。
 鴨ちゃんたちがやってきて去るまで約3ヶ月、本当にあっという間でした。けれど、彼らが私たちに与えてくれたものは「ありが稲」の実り以上かもしれません。そして、新天地でも同じように多くの人に、安らぎと感動を与えてくれているでしょう。

吉田さん親子。掲示板でお馴染みの「とおる」君は、息子さんです。左は鴨出し時の救世主つんちゃん。

徹君に選ばれた2羽。すぐに「にしき」と「しろ」と名付けられました。

さっそく手からエサをあげる徹君。見守るお母さん。この情景だけでほほえみがわきます。

怯えないとはいえ、鴨出し3度目となると、さすがに警戒心が強くなっているカモちゃん。エサと愛情でつるしかない!

よいしょ、っと。ボク、ちゃんと運べるモン。石倉さん親子も動物飼いの大ベテラン。

そっとそっと。暴れないカモを見て、吉田親子もレイコも嬉しそう。
頑張ったおにいちゃんと妹と記念撮影。伊豆の大仁に住んでまーす。 米山さんちに行って、共同田んぼのカモたちをもらいます。こちらも愛情たっぷりなので、人間に慣れてます。 残ったカモたちを怯えさせないためにも、鴨出しは素早さが命。みんなで真剣。
 
 
  静岡の関口さんに3羽渡して、鴨出し終了〜。最後の最後まで、実は名残惜しいレイコであった。  
次へ(2002年12月6日)


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