vol.85 2002年11月25日

* 黒米レシピ フェアリーテール感謝祭編

 今年初めて作った黒米、カモたちが最後まで世話してくれた黒米、たわわに実った黒米、ひとつずつモミを手で取った黒米・・・・・・そんな思い入れたっぷりの黒米を感謝祭で披露するため、あれこれ考えてみました。まずはアイディアを出してテスト製作一日、そして感謝祭前日に一日かけてホンチャン製作。2日とも磯村清美ちゃんが、頑張ってくれました。本当にありがとうね、ウルウル。
 今回はお菓子が多くなりましたが、おかずとしての応用がいっぱいありそうです。色々お試しになった方、是非とも教えて下さいね〜。

●上が「黒米スコーン」。渦巻き状の黒い部分が炊いた黒米なのだ〜。その右のスコーンは、炊いた黒米を全体に混ぜ込んだもの。これは美味いです、自信作! 今回黒米自体には味をつけなかったけど、ロール状にするなら蜂蜜や砂糖を混ぜてもいいかも。
●左下の丸いのが「黒米クッキー」。黒米を生のまま砕いてクッキー地に混ぜ混ぜ。黒米が香ばしくて、これまた自信作!! 
クッキーの上は「黒米モチ」。炊いた黒米をプチプチ感が残るぐらいについてキビ砂糖を混ぜ、ゴマときな粉をまぶしたもの2種類。冷めても固くならないのはグッドだけど、本番では甘みが足りなかったな。蒸し→つくの、ちゃんとお餅として作る方が美味しいかも。
●右下は「黒米入り煮豆各種」。テストの時は大豆、本番では白インゲンを使用。まず豆を柔らかく煮て、それから生の黒米を入れ10分くらい煮る。すると白い大豆がまるでうずら豆のように染まるの。これをベースにいろんな味付けに挑戦。
1・砂糖と塩少々の甘い味付け。もっとも黒米の香りが引き立つ感じ。
2・塩+酢+サラダ油+タマネギのみじん切り=普通にサラダ。でもタマネギが強くて黒米の香りが生きないかな。
3オリーブ油にクミンを入れてちょっと温め+塩+こしょう+バルサミコ酢&醸造酢半々=なかなかエスニック。インパクトあり。でも黒米の香りが生きていない。
4・写真がないけど、本番で作ったのは「チリトマト風」。トマトの水煮を細かく刻み+パセリみじん切り+レッドペッパー(一味唐辛子)+塩+梅酢=とってもあっさりイタリアン風。黒米の香りはイマイチ生きないが、トマトの赤、パセリの緑、黒米の黒と彩りが出る。

これはクッキー。コーヒーミルで黒米を砕いて(かなり細かくした方がいいよ)小麦粉(全粒粉)に混ぜる。小麦粉70gに対してバター30g、砂糖50g、黒米50g、牛乳大さじ2杯、なたね油大さじ2杯を使用。

バターを柔らかく練りながら、油を少しずつ加える。次に砂糖、牛乳と入れよく混ぜ、それから黒米&小麦粉を入れる。カタチを整え、炊いた黒米を表にちょっと飾り付けて、オーブンで15分。

いつも美味しいスコーンを作ってくれる清美ちゃんが、今回も大活躍。粉は「スコーンの素」を使いますが、バターは420gで1200円の最高級品を使用。まずは材料(粉、バター、牛乳、卵)を混ぜて冷蔵庫で20分ほど寝かせます。

ラップの上に寝かせたスコーンの生地を綿棒で伸ばし、炊いた黒米をその表面に伸ばす。まるでジャムかあんこのように見えます。

2cmくらいに切り、これまたオーブンで15分くらい。本当は焼きたてが一番美味しいの〜♪

均等に伸ばしたら、端から丁寧に巻いてカタチを整える。
こちらは炊いた黒米をスコーンに混ぜ込んだ方。寝かせた生地に混ぜていくのだけど、力が結構必要です。頑張れ、きよみっちゃん! もちつき係は、陽気なはんちゃん。ほれほれほ〜れと突きまくります。それにしても炊き立ての黒米の香りは強烈です。香りだけでも元気になるわあ。 「はい、召し上がれ♪」こんな風にFairy Cafeでお客様をもてなす日が来るかも!?
次へ(2002年11月30日)


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