vol.40. 2002年5月12日 * 籾播きスタート


 いよいよ田んぼシーズンが始まりました。私が田んぼをやっている、ここ富士宮市の下条では、すでに田植えが終わっているところもたくさんあり、「遅いねえ」と言われながらのスタートです。でも大丈夫、ひたすら未来に向かってこつこつやるのみです。この日のメンバーは田んぼ部長のまさみっちゃん(はんちゃんの旦那様)と私。免許がないために送迎の必要な梶川真理子と、彼女を迎えにいった畑部長のつんちゃんは、午後おそくからの参加となりました。「早く来て〜」と叫びまくった私たち。やはり農業は頭数が勝負ですね。
 さて久しぶりの田んぼですが、やはり気持ちいいのなんのって!土の上にいるだけで、なんだかぐわーって力が沸いてきます。雑草のぐあいもいい感じなの。ほんとうは実がついて「まずい」らしいのだけれど、それもまた自然だものね。北海道から取り寄せた「フェアリーベッチ(レンゲ草みたいなもの)」を蒔くタイミングを逸したのは自分たちのミスでしたが、それもまた自然だしね(何処がじゃー!!)。と、とにかく真面目に楽しく和気あいあいのスタートでした。

師匠の米山さん宅で、米山さんと奥さんの巴さんに教わるまさみっちゃん。育苗箱に土を入れて、定規のようなものですーっと引いていく。余分な籾は落として、とにかくうっすら状態にする。
たったこれだけの籾が、20俵にも25俵にもなるなんて、手品みたい! 機械に土を載せて、さーっと蒔いて被せていく。箱の大きさがまちまちだった為に、何度も引っかかって、調整しながらの作業。これが時間喰ってしまった。道具は大切ねー。まちまちの育苗箱は自分のなので、申し訳ありませーん!揃えます! これにお水をたっぷりと掛ける。田んぼに置いたら、シートの中なので、この水が命。眠っていた籾が起き出すのも、不思議だな。

ささっと作ってくれた巴さんの昼食。いつもいつもいつもいつもいつもご馳走になって、すみません。でも死ぬほど美味しくて!
久しぶりの田んぼ。カモの小屋の前で。
田んぼに敷いて・・・。
新聞紙掛けて、ビニールシート掛けて、祈って・・・。
もうすぐ、新しいシートに替えます。田んぼも喜ぶかなあ。
シートを取る前に鍬でほぐすのが、これまた大変。

頼りの助っ人二人が駆けつけてくれた。畦シートを取って、畦のつくり直し。三人とも黙々!
何だろう。可愛い雑草。
巴さんとつんちゃん。仲良しコンビ。
なんと畦掛けマシン登場。
珍しいマシンを見にきた地主の佐野好一さん。「今年もよろしくお願いしまあああす」
踏んで固めて喋って笑って。
大切な一服。
二人目の孫にみんな大喜び。実りの米山家。

こちらは朝霧高原。地元の人が自分たちの鯉のぼりを集めてやりだしたら、連休中はすごい数のカメラマンが訪れるようになった、今や有名な鯉のぼり(NHKの海外向けカレンダーに登場したこともあるんですって)。この日は富士山いなかったけど、ほっとしたので、楽しく泳いでいるように見えたのでした。

次へ(2002年5月23日)



Copyright 2001 Fairy Tale, Inc. All rights reserved.