vol.37. 2002年3月18日 * 大好き!カモのピーコ


 2001年の6月3日に田植えが行われた時、たくさんの人が来てくれました。そしてたまたまこれから田んぼに放すアイガモの「モデルがも」が何匹か来ていました。「アイガモ農法の会」会員の通称「アインシュタイン」の北村さんが、自宅で孵化させたばっかりの雛です。少し前に私が頭からかじろうとしていたあの雛ちゃんです。子供はもちろん、大人達もにんまりしてしまい、すっかりカモはアイドル!で、「ほんとに大丈夫?すぐに大きくなっちゃうんだよ」と心配する私をよそに、数匹のカモがいろんな家庭に気に入られ、貰われて行きました。東京、福井、沼津、千葉、富士宮・・・。元気でやってるよ、散歩してるよ、うんち凄いねといろいろ聞こえてきましたが、どこも驚くほど可愛がられています。ほんとうに良かった!そんな中で、お隣の古屋さんの娘が文集にカモのことを書いたと言うので、さっそく見せてもらいました。感動のひとことです。3人娘のうちの2人がカモのことを書いていることにも感動。とにかく、読んでみてね〜。
 

 「ピーコ 大すき」    沼津文園 50集より 小学校1年生  古屋 有彩(ありさ)
 
 あいがもの ピーコは
 わたしの たからもの
 かぞくみんなの たからもの
 
 こやに 入れるとき
 いつも にげちゃう ピーコ
 えさで つるけど
 なかなか 入らない。
 そうっと うしろから
 えいっと つかんで
 ピーコを 入れるよ。
 おせわは 大へんだけど
 ほかの人に やられると
 ちょっと くやしいな。
 
 まい日
 ピーコが うむ たまごは
 おいしいよ。
 
 学校から かえると
 わたしは ピーコを
 きゅっと
 だきしめる。


 「カモのピーコ」    沼津文園 50集より 小学校3年生  古屋 舞子
 
 私はカモをかっています。名前はピーコです。田植えに行った時にもらいました。
 小さなころは、とってもかわいかったです。「ピーコ」とよぶと、いつもわたしについてきました。でもやっぱり、(生き物のせわをするのはとてもたいへんなんだな。)
 と思ったこともありました。
 今はとても大きくなって、せわをするのはもっとたいへんになりました。でもやっぱりかわいいです。
 今ピーコのなき声は、ピーピーではなくクワックワッというかんじです。わたしはなき方でピーコが何をしたいのかがわかるようになりました。まるで赤ちゃんをそだてているような感じです。
 でも、もう小さい時のようについてきてくれないのでざんねんです。
 (もっと小さい時からやさしくしてあげればよかったな。一度でいいから小さい時のピーコになってほしいな。)と思いました。


次へ(2002年5月12日)


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