私事ではありますが、ワタクシ、フェアリーテールへ居着いて早1年が経ちました。1年という月日は、人によって長かったり短かったりしますが、1年という月日で『レイコ』という人物を理解するのは、ヒジョ〜に難しい!
と断言いたします。
なにしろこの方、得体が知れ・・・(おっと失礼)、正体が・・・(もっと失礼)、えっと、なんつーか、底が知れないのです。それも知力、体力共にです。
まず、体力の底なし度は日常でも感じていましたが、先日の「伊豆アドベンチャーレース」で目の当たりにしてびっくらこきました。特に夜の11時にトレッキングから帰ってきた時です。12時間近く山歩きした後だというのに、誰だって疲れた表情になるというのに、レイコときた日にゃ、顔がキラキラしているのです。はっきり言ってスタート時より10歳は若返って見えました。『この人、途中で山の精とか火の鳥とか喰らったんじゃないか』と、アタクシ真剣に思いました。
そして、知力。「なんでこんなこと、知ってるの?」と思うほど物知りです。動植物のこと(話し出したら止まりません)、宇宙のこと(特にプレアデス)、宗教のこと(般若心経を諳んじながら、天使にやたら詳しい)、建築のこと(材木から建築方法からシックハウスから)、食物のこと(これまた話し出したら止まらない)、料理のこと(体にイイ悪いの話題なら何でもござれ。しかも作るとスッゴク美味い)、病気のこと(こんな元気な人が拒食症だの、アレルギーだのだったって信じられん!)・・・・。
もしレイコに会ったら、何でもいいから聞いてみて下さい。ワイドショー関係以外のことなら、大抵のこと知っています。しかも、殆どのことが体験に基づいてます。「なんで知ってるの?」と驚くと共に「なんでそんなことまで経験してるの!?」45歳にしてまるで100歳にも匹敵するような経験値の高さ。「パリ・ダカを完走する人はやっぱり違うのかな」と思ってもみますが、それだけではない気がします。なんなんだろう、この人は。もしかしてマジで「人」ではないかも・・・・・・。
生き生きと作業しながら「ヒエ〜、ヒエはどこにある♪逃げても無駄よお〜っ(演歌風)」「マイベビベビ、ヒエ取り♪ マイベビベビ、ヒエ取り♪マイベビベビヒエ取り・・・ウ〜ッヒ・エ・ト・リ(プレスリー風)」などとと即興替え歌を延々と歌っているレイコ。人の弁当を「美味しそう」と覗き込んでいるレイコ。カモに求愛して泥だらけになっているレイコ。その姿だけを見ていると”底なしの人”にはとても見えないです。だから面白いんだけど。はっ、もしや、レイコ田んぼにハマっている人は、”レイコ底なし沼”にハマっているのかも。
(どっぷり沈没・いすわりまりこ)
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これほど感情を表に出す人はいません。つっても「怒」や「哀」は殆どなくて、「喜」と「楽」が99%を占めますが。喜=まりこが塞げなかった溝を、簡単に塞いで喜々としている。怒=ヒエの見事な成長っぷりに怒っている。でもどちらかというとマイクにして喜んでいる。哀=天候不順のせいもあって、「稲熱(いもち)病」気味になってしまった。他に病気が移らないように枯れた葉を抜く哀しさよ。楽=「ぶひ〜、ぎぼぢいい〜」久しぶりに晴れた田んぼに、久しぶりにヒエ取りに来たレイコ。とにかく来たくてたまらなかっただけに、天を仰いで喜びブヒブヒ。 |
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「うう、いい子ね。がんばるでちゅよ」「どんどん育ってね」「なんか今年は甘ったれてるぞ。そんな子に育てた覚えはありません」「ほれ、伸びろ〜」なだめたり、すかしたり、脅したり。色んなことを稲につぶやきながらのウンコ撒き。
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ほんのちょっとの逢瀬の時間、カモが残したキスマークに、レイコにんまり。今年は「アイガモ農法」をやっていないレイコ田んぼですが、野生の鴨はやって来ます。スキンシップ・・・・してみたい!
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アイガモ好き好き度は、誰にも負けないでしょう。なにしろ昨年までは生活全てがカモ優先で、「米作ってんだか、カモ飼ってんだか」って状態でしたから。寄り道した共同田んぼのアイガモに触れて、レイコのハートに火がついた? |
寄っては来るけど、人の手から餌を食べない=完璧に人慣れしているとは言い難いアイガモなのに、レイコはひょいとつかんでしまいます。そうして、スキンシップ。不思議にカモ君は暴れません。
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