* モミ播き田んぼルンバ
4月28日、いよいよ田んぼ作業の始まりです。田植えのほぼひと月前になるこの日は、苗作りの第一歩「モミ播きDAY」となりました。1週間前から水に浸して発芽させたモミを、苗床へ播くのです。 さて、あいもかわらず年中無休24時間営業のレイコは、あいもかわらずの忙しさ。テレビ収録、インタビュー、会計etc・・・の合間を縫ってチームターザンのカヌー練習へ行き、帰ってきて原稿を書いているうちに、この3日というもの平均睡眠4時間!! それでも、田んぼ作業となるといつもにも増して朝から動きが鋭い。ちゃっちゃか、ちゃちゃかっと軽トラに鍬だのなんだのを積み、ぐわーっと運転し、米山師匠のおうちに着くやいなやせかせかと動き回り、どんどこどんどこ作業を進めます。その、まるでロボットが動き回るような姿は、正に「スイッチ入ってる」って感じ。コノ人、電源が続く限り動いてそう。 「あれ、いない」昼休みにレイコの姿が見えなくなりました。どこに行ったんだろ・・・。あーあ、あんな所で寝てるわい。砂利を敷き詰めた庭でいつの間にか爆睡中です。米山さんの奥様・巴さんが心配そうに「大丈夫かしら?」と覗き込みます。あー、大丈夫、大丈夫。パリ・ダカで慣れてますから(ホンマか?)・・・とは言え、砂漠の砂ならまだしも、砂利ですぜ、砂利。そこで熟睡するとは恐るべし。これが「スイッチ切れてる」状態なんでしょう。 そして、ほんの20分ほど仮眠を取ったレイコは、前にも増した勢いで動きます。けれど、それが人を焦らす動きではないのに感心します。ちょっとの間でも止まりません。時には歌いながら、時には踊りながら作業をこなしていきます。 「”働く”って考えなきゃいいのにね」「食べるために働くんじゃないのに」「楽しいことだけやればいいのに」労働=お金のために働く、ツライ義務的な作業、と考えてしまいがちな自分に、レイコは言葉や態度でいろんなことを教えてくれます。ラリーをやることも、農作業やることも、きっと同じスタンスなんでしょう。肉体的精神的辛さを含めて「楽しい♪」と言っているのでしょう。 「楽農」と呼ぶレイコ田んぼ(畑)のオシゴト。その始まりの日に、「楽農」の意味をほんのちょっとだけ体感した気がしました。
(免許人生停滞ばっかし いそうろうまりこ)
米山さんちの前を流れる川に、十数匹のニジマス発見。放流されたものらしいが、釣りキチまさみっちゃんは見逃せない。バイク屋休みで駆けつけてくれた岡ちゃんも興味津々!?