vol.10. 2001年6月5日 * 田植えMEETING、お疲れさまでした!

 うわ〜い!!こんにちは。とってもお久しぶりですっ。
昨日、無事『田植えミーティング』が終わりました。今、6月4日の朝7時。ミーティング後のお疲れ会も終了し、片付けも終わり、ほっとしているところです。
 昨日頑張ってくれたみんな、疲れていたはずですが、無事家に辿りついたのかしら。本当に本当に有り難うございました。もうちょっとしたら、30分走って田圃に行って「水の量」を確かめてこなければなりませんが(これから毎日続く大事なお仕事なのです。会社の皆で頑張りまっす)、きっと田圃見たら、『うっ……』て、なっちゃうんじゃないかなあ。私はラリーで「一人で生きているんじゃない」ということを何度も確認させられましたが、この田植えでも同じことを教えられました。3反強の広い田圃の田植えとアイガモの網張りと言う重労働でしたが、まさにあっと言う間に(予定通りの9時〜4時)で終わり、美しい田圃になりました。凄かったです!
 予定の参加者は82人でしたが、飛び入りの方もいれると、100人くらいだったのでしょうか。後で受付名簿を調べますね。(書いてくれた人だけで92名でした。子供は14人。でももっといたよなあ。20人はいたぞっ。来年はもっとキチンと調べます)それにしても全員が田圃に浸かって田植えをしている姿は、壮観でした。私は5条植えのヤンマーの田植え機(新車です。むちゃくちゃ速くてびっくりしました)ばかり乗っていたので、たぶん百も手植えしてません。みんな、皆がやってくださいました。心よりありがとう!!
それにしても、大きなイベントが終わって、ほおっ〜です。最初はこんなに大きなものになるとは思っていなかったのですが、やっぱり楽しいことは皆でやろう、と思ったことは大正解でした。天気もバッチリでしたし、『富士宮やきそば学会』のG麺の方たちのやきそばも美味しかったし、富士市駅前で唄っているという『三宅組』の二人のギター抱えての演奏も良かったし(G麺の方が呼んでくださいました)、色んな人が色んな差し入れをして下さったし、地元の方も来てくれたし、遠くは大阪、京都、福井、東京、横浜などから来てくれたし、地元の佐野静夫さん&智子ちゃんに作ってもらった看板はむちゃくちゃ可愛かったし、アイガモの赤ちゃんは子供たちに可愛がられていたし、皆それぞれに楽しんで下さったようで(ですよねっ?)、本当に大満足でした。さっそく昭文社の坂口さんや青山さんや福井のサードアイズの谷口さんなどからぞくぞくと「楽しかったよん」のお便りが届いていて嬉しいです。ああ、本当によかったあ〜っ!!
 快くトイレを貸してくださった永田さん、ありがとう。休憩するための広場を貸してくださった大石寺の管理人の方、ありがとう。来てくださった何10台もの車の駐車場に悩んでいた我々ですが、お寺の来客用の駐車場を使ってよいよと言ってくださった下の坊さん、ありがとう。冷たくて美味しいお茶を出して下さった佐野製茶のスタッフの方々、ありがとう。大きなテントを2張りも貸して下さった古川さん、ありがとう。いちご、卵、手作りクッキー、トイペ、ジュースなど、山のように差し入れして下さった方々、ありがとう。耕運機も田植え機も新車を貸して下さったヤンマーの方、矢部農機の方々、ありがとう。指導をして下さった農家のみなさん、ありがとう。いつものよいノリで沢山手伝って下さった『富士山麓アイガモ農法の会』のみなさん、ありがとう。
 そして最初からすべてにおいて手伝ってくれた米山さん、奥さんの巴さん、心より感謝してます!貴方たちがいなかったら、こんな体験は出来なかった。その情熱の後押しで、私もここまで来れました。そして、この可能性に満ちた素敵な土地を貸して下さった農家の佐野好一さん、最初から最後までニコニコと田植えをずっと見守って下さって、ありがとうございます。そのことに米山さんがほろりとなっていたと、昨夜人づてに聞いて、私もほろほろとなってしまいました。やっぱり、いろんな意味で冒険だったし、もちろんこれからもそれは続くのだけれど、どんなに大変なことがあって萎えても、きっと今回携わってくれた皆さんの笑顔や、喜びの言葉や、土に対する想いを胸に乗り越えていけそうな気がしています。
農業は楽しい。真剣だから楽しい。創造だから楽しい。本物だから楽しい。自然と一緒だから楽しい。汗をかくから楽しい。夢中になれるから楽しい。そして、みんなと一緒だから楽しい……。素晴らしい体験を、みんな本当にありがとうね!

6月5日に産まれたアイガモの雛を10日に取りに行って、育てて17日から20日あたりに田圃に放します。ドキドキしながら様子を見に、毎日行きます。これから収穫まで、ドラマが続きますが、どうぞみなさんも見守ってくださいねえ〜。
地元に住む書家で女優の木村久美子さんが、我が家のドラム缶ストーブの炭を使って、でっかい字(1畳!)でお祝いの書を書いてくださいました。「絆」。大地の「地」。そして永六輔さんの「生きてゆくということ」の詩。

生きていることは 誰かに借を作ること
生きてゆくということは その借を返してゆくこと
誰かにそうしてもらったように
誰かにそうしてあげよう
生きてゆくということは 誰かと手をつなぐこと
つないだ手のぬくもりを忘れないでいること
めぐりあい 愛しあい
やがて別れの日 その時に悔やまないように
今日そして明日を生きよう
人は一人では生きてゆけない
人は一人では歩いてゆけない

ありがとうを100万回みなさんに……。

次へ(2001年6月20日)
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