2008年11月10日
■ロクサーヌの出産 その7
動画で親ばかぶりが最高潮に達したかなと思いますが、そんな日々が続いていたある日。ええと、生まれてからほんの10日ほどですが、赤ちゃん山羊にとっては試練の日がやってきました。そう、実はこの日、彼等は『除角』されたのです!!!!! 角に対してあまり知識がなかったのですが、取るor取らないの間には、大〜〜〜きな差があります。角は大事な器官であり、守ったり脅したり順位を守ったりと必須であることは間違いなし。でもここのように種の違う動物との共存を考えると、取らざるを得ません。先にいた2頭がすでにお除角されていたので、なおのこと。持つ者は強くなるしね。でも取るのに除角ゴテで、角の芽を焼き切ると知った時の「びびり」といったら。あんなやわやわの頭にじゅーーーーなんて! 鬼か、それは!! でも、、、かわいい犬やウランのお腹に穴が空くのもやだし。チーズサロン(2008年1月24日 )を開催してくれたフランスの山羊チーズ職人の寺田恵子さんのところのアルパインヤギ達には角があったけれど、我が家はやっぱりお客さまもいることだし、「取るしかにゃいにゃー」。作業は山羊プロのジョードイさんが、白馬からすっ飛んで来て、2時間だけいて、ばばばっと焼いていきました。あっと言う間の出来事でした。写真も撮ったのですが、ううう、やっぱりアップはできません。あの泣き声はやっぱり辛かった。「まだ小さいから忘れるよ」と言われても。。。うぐぐ。つないだロクサーヌの泣き声と共に、忘れられない一日でありました。アーメン。あ、死んだ訳ではありませんが。