2007年8月26日

■ シンちゃんの旅立ち

 「わ〜〜〜〜〜〜い!」。とうとうシンちゃんの里親が見つかりました。電話があってすぐの8月25日、さっそく喜んで飛んでいきました。しかしシンちゃんは軽トラックの荷台はぜんぜん平気だったのに、車の中はどうやら初めてらしく、騒ぐの何のって!!! ケージが小さかったので「まあ、なんとかリード攻撃で治まるだろう」と思っていたけれど、やっと静かになったのは、百キロ走ったあたり。車内は毛だらけ。吐かないのでよかったけれど、毛布は引き裂かれ、シートは爪痕が。。。でも不思議な事に、落ちつくと今までにないくらいの信頼感がお互いに芽生えていました。顔つきも変わり、従順そのもの。やっと2〜3日前からお座りができるようになり、噛み癖も治まって、どんどん近くなっていたシンちゃん。保護してすぐに「遠くへ行きたい」のロケだったり、お手伝いの人もたくさんいる時期だったので、散歩はもっぱら友だち担当ということもあって、そんなにべったりしていた訳ではないのに、「おそのえ」さんを離れたあとは、どうにもこうにも涙が止まりません。「里親探しは辛いよ」と人から幾度も聞いていたけれど、そういうことだったんだと初めて分かりました。

 たった二十日間だったのに、こんなに笑顔をくれた子もいなかったなあー。いつも全身で喜びを現わしていたシンちゃん。何もかもが初めてだったらしく(たぶん色んな意味で、まともに飼われていなかったと思う)、戸惑いながらもずっとこちらを見ていてくれたシンちゃん。ウランは、きっとその天真爛漫さが好きだったんだろうな。今。窓を開けてもシンちゃんの姿は見えず、からっぽの犬小屋に朝霧の涼しい風が吹いています。どんな子でも可能性のない子はいないし、すべての魂は愛情を待っているんだね。そして百%それに答えてくれることを、改めて感じています。シンちゃん、幸せにねっ。


 今回、たくさんの人が里親探しに力を貸してくれました。心よりお礼を申し上げます。東海村の友人フーちゃん、黒米ちえこしゃん、フィールド・ドッグス・ガーデン。そしてそして、自身のHPで呼び掛けてくれたマルコ・ブルーノさん篠原(Moominmama)さん、ありがとうございました!! 他にもパンドラさんや沼田朗さんを初めとするフーちゃんの知り合いの方にも感謝感謝。HPのBBSに書き込んでくださった励ましの言葉にも感謝♪


とにかく今回、やっぱり人は独りでは生きていけないことを実感したレイコ。。。ワンちゃんにも人にも教えられたことは多かったです。

いつもよりずっと早い3時から動物の世話となりました。シンちゃんと散歩している時に見た朝焼け。

さて、久しぶりの常磐道を通って茨城県の東海村に。舟石川の街道沿いにあるお米、お酒、お弁当を販売している「おそのえ」さんが集合場所。ここで働いている女性だそうです♪ 様々なボランティアをしてらっしゃる小薗江利之さんの奥様のお姉様が里親さん。実は一時間違いで会えなかったのですが、シンちゃんをお渡ししてきました。ここから静子さん宅に移動予定とのこと。


中学時代からの親友フーちゃん。お嫁入りしてやってきた東海村での友人が小薗江利之さんという訳ですが、今回、20〜30件に声を掛けてくれた凄い人。ちなみに飼っている秋田犬も盲目になってしまい、我が家と同じ境遇!! 家には、は虫類、犬猫がどっさり。



みなさ〜〜〜ん。ここの「海苔弁」はどえらく美味しかったです。お近くの方は是非寄ってくださいね(電話029-282-0087)。ちなみに美味しいという地酒を発見したので、今度お礼に差し上げる手筒花火を運ぶ名目で宴会じゃーい! お店で食べさせていただいて、そして、渋滞をクリアしながらなんとか夕方に到着すると…。
私の顔を見るなり、ヤギのように急坂を駆け登っていったウラン。ウランはシンちゃんが大好きで、一日中傍にいたので、ちょっと怒っていた(翌日は、空の小屋の傍でしょんぼり)。


夕方の散歩は大忙し!! 朝焼けと同じような夕焼けが広がっていたけれど、ちがっていたのはシンちゃんがいないこと。



短かったけれど、シンちゃんといた日々(8/18)は楽しかったなあ〜。この頃はうまく散歩ができなかったのに、最後の日はノワールとこうたろーより上手かったっけ。
富士山の横に、お月さまがぽ〜〜〜〜ん。
次へ(2007年8月29日)
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