2006年7月14日

■冨士の手筒花火(その4) つづき

竹の中をこの棒で払い、さらに確認。哀しいことに、ここで落とされたものが3つもありました。わずかな裂け目やでこぼこは、破裂につながるのだそうです。 薬だ! 火薬だ! こんなすごい量は、もちろん見たことありません。1斤600グラム入ったものがぎゅうぎゅう詰めになってます。ナンカ小麦粉のようでもある。 ビニール袋に火薬と金属粉を混ぜて、よーく混ぜ合わせる。湿度(シトという)も大事で、終わったものは水をかけたござに仮り置きされます。花火は生き物だった。


上から見るとこんな感じです。外をわずかに移動させながら押していると、段々固まってくるのがなんとも不思議。この加減で花火の揚がり方が変わってくるのです。
立てて、火薬を入れて、てん圧棒で垂直&水平に内径に沿って、づらしながら、ひらすら押し込める。60回やったら、今度は癖があるので身体を移動させながら200回。
太いてん圧棒で、仕上げにぎゅ〜っきゅっと最後に捻りを入れながら50回。これもすべては感覚です。


グローブしててもみんなこんな感じ。ストーブ屋か炭屋か版画家か、はたまたイカをさばいたか。私はカフェになった母家に竹炭ボードをはりめぐらしたことを思い出しました。


静岡朝日テレビの報道スタッフの2人が、ドキュメント取材でいらしていました。「エンジョイDIY」とは違うメンバーでしたが、なんだかウレシイですね♪

出来ました。初めての手筒! 3つ作ったのですが、やはり筒の制作からやらなければチョンボだなーと、ここで痛感。みなさんお膳立て、ありがとうございました。
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