vol.45 2001年 4月8日 タンザニア編・第2弾

 タンザニアでの初めての朝を迎えました。4時。まだ外は暗いですが、時折お祈りのような言葉が聞こえます。サハラだとコーランなのですが、ここは違うと思うので、何でしょう。後で地元の人に聞いてみよっと。さて、昨日はとても素晴らしいシャトルバス旅行でした。ナイロビ空港からアルーシャまで、たった4時間半の移動ですが、どんどん景色が変わっていくの。うっすらとした草原地帯から、少しずつ木々や山が増えていって、濃くなっていくんです。とにかくどでかい地平線と空は圧巻です。ラリーだと同じ空間はあっても、色が違うんですよね。砂曇りっぽいの。それはそれで奇麗なのですが、真っ青な空に入道雲がどんどん流れていく様は、やはり凄いの一言です。今は雨季なので、遠くの雨雲に稲妻が光って土砂降りになったりします(いきなり川と化した流れを横切ったりと楽しめます。ドライバーはさすがにうまかった!)私はバハマに行ったことはありませんが、写真で見るあの雲と空の関係に似ているような気がします。雲が延々と重なって立体感のある光景。そこに夕陽なので、うう〜っ、私は感動してしまくっておりました。アフリカなんだ、ここは憧れていたあのアフリカなんだあ、と妙に心に染み入るものがありました。

 さて、空港からまたまたお友達ができました。タンザニア国境から乗り込んで、隣の席に座ったアルーシャ在住のジュリアス・マコラニさん。40歳の牧師さんです。驚くほど明るくてフレンドリーなので、ずっと話しっぱなしだったのですが、何というか昔私がアフリカにいた時には兄弟だったのかも、という感じでした。時間があれば食事でもしたかったくらい。でも又逢えるような気がするし……。私はいつも持ち歩いている「般若心経」を写した紙をあげました。もちろん、リ・エコのハガキも。当然の様に彼もEメールやってました。私はといえば、インターネット機能もついているのにまだ一度も活用していないモバイル「書院」を持ってきました。こうして打って、手で写したものをFAXで送るの。さすがに今回はイカンと思いました。料金むちゃくちゃ高いし、送れないこともあるし、いいかげんにしろよなって感じです。ロビーにはインターネットカフェもあるのにねえ。と〜っても反省してます。受け取る島田くんのことを考えても、帰ったらすぐにモバイルパソコン購入します。決心!

 余談ですが、初日からポカやってしまいました。たった50ドルしかUSドルに両替してなかったので、国境でビザ取得代が足りなくなっちゃったんです。で、私の為に少々足止めくらってしまい、シャトルに乗り合わせた見知らぬ旅人15人に迷惑かけてしまいました。ゴメン。こんなの初めて。何ボーッとしてたんでしょうねえ。空港で時間もあったのに。アルーシャで円を両替しようと思ったら、それも駄目らしく、朝一でクレジットカードで引き出します。金額払い込みのツアー(2人だけですが)だし、この先高砂さんに会えるので心が緩んでいたのでしょうか。という訳で、アルーシャのコーディネーター(日本語いっぱい話せるイシマールくん)に、5ドル借りてしまいました!ふう、この先が心配です。

 今日は小さな飛行機に乗って、セレンゲッティ国立公園の中にあるセロネラまで行き、ロボのロッジに泊まります。動物だらけらしいのですが、果たしてどんな子たちに会えるのかしら。ワクワクです。それでは!
(4/8 アルーシャのNOVOTELにて レイコ)

※ケニアからタンザニアへの道は、まさに人類発祥はここだと思える道でした。日立のコマーシャルに出てくる「この木何の木」のような大きく枝をはった木がイッパイ出てきて、ブーゲンビリアや赤や黄の花々のゆたかなこと。湿気もよく、カンファタブルこの上ないの。夜があけてきました。くもりの中、それらの花々が緑の中で輝いています。なんて豊かな大地!!すごいところです、ここは!

(2001.4.8)

次へ(2001年 4月9日)


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