2004年2月10日 ■ 夢の箱開き ログ搬入 その4

 1月28日、本日もまっ晴れ、雲一つありません。そのお陰で?朝の気温はマイナス6度、カキーンと凍っています。しかし、今日が最後の「ログ搬入日」。今までが順調なだけに、最後に何かあっちゃーイケマセン。みんなもカキーンと気を引き締めての作業開始です。
 午前8時、LASTコンテナのトビラが開きました。入っていたのはログ材=レッドシーダーの丸太。コンテナ全体の3分の2くらいの量です。お、少ない。3日目となるとコンテナのでかさにも慣れ、作業にもソツがなくなっています。これくらいの量ならば『もしかして、早く終わるかも』と期待したら・・・・・・うひゃひゃひゃ、スゴイ、なんと2時間でコンテナから全ての材料が降ろされました。パチパチパチ。思わず手を叩いてしまいます。

 一歩間違うと大惨事になりかねない作業でしたが、事故もケガも全くなく、本当にニコニコ順調でした。レイコもスタッフも、関わり合った人みんながホッ、そしてじわじわと満足感に浸ります。
 極上な材料が無事揃いました。さあ、いよいよ建て方開始です!

●1月28日(水) 天気:まっ晴れ。朝の温度:マイナス6度、昼間の温度:5度。無風。総人数33名。作業メニュー:コンテナ1本より材料おろし、建材をバイク小屋へ納入。昼食メニュー:クリームシチュー(鶏肉、ベーコン、自家製じゃがいも、にんじん、たまねぎ、アスパラガス、グリーンピース)。クレソンと大根のサラダ(カリカリベーコンドレッシング、トマト添え)。黒米入りおにぎり(梅干し入りとネギ味噌入り)。玄米ご飯。パン各種。漬物各種。おやつメニュー:黒米おはぎ、甘酒、もち入りぜんざい。スナック類各種。

(フェアリーテール)


外に出してみると、一段と大きく見えます。



みんなで力を合わせて、最後の一踏ん張り! 平日だというのに、今日も10人ものボランティアの方が来て下さいました。感涙。
ホントのホントの、最後の最後の、コンテナの底に入っていたのが、じゃーん、40フィート(約12m)コンテナいっぱいの長さをもつ丸太。これは皮をむいただけで整形せず、このままログの天井に梁のように使うのです。迫力あるよん。
工務店”プロヴァンスホーム”の社長でありながら、本日はボランティアスタッフとして、動いていただいています。クボちん、大好き! 「サーモウール」という断熱材を入れるのですが、そこで勤務している内藤由紀さんも、炊き出し隊で来てくれました。ライダーでもあり、特技はアイススケート(昔、フィギュアやってたんだって)!
コンテナ搬出無事終了。ガラス富士山をバックに、齋藤ログビルダー親方(真ん中)もホッとした笑顔です。
大活躍だった45tラフターも停止しました。日溜まりでちょっと休憩のレイコ。なんだか、砂漠のカミオンに座っているように見えてしまう・・・。 前日の夜より仕込んだクリームシチューに、舌鼓。ところで、あなたはシチューをご飯にかけますか?「普通、かけないでしょ」(はんちゃん)、「え、絶対、かけるでしょ」(まりこ)。 お、かける派ですね。この日の人たちは、3分の1が「シチューをご飯にかける派」でした。
丸太を積む前に、まずは土台づくり。「ネダ」と呼ばれる床を組まなければイケマセン。齋藤さんの応援に駆けつけてくれたウッドワークスの吉川靖志さん。音楽好きで楽器集めも趣味とか。 同じくウッドワークスの原田勝志さん。山登りやサッカーが好きなナイスミドル。 こちらもウッドワークスの勝山昭広さん。夕暮れ迫って寒い中を、元気いっぱいに働いていました。
ログ搬入隊だけに注目してはイケマセン。高野水道の清 邦洋さんと丸山有也さんも黙々と動きます。人の手、機械の手、あらゆる手が物を作っていくのですね。 基礎のコンクリの上に「基礎パッキン」というクッション材(黒いゴム材質)が置かれ、その上に”ネダ”がはまります。「ログ材を組む前にやることがいっぱいあるんです」とは吉川さんの言葉。どんなことかは、次回から紹介しまーす。 午後5時2分、赤富士になる頃から急激に気温が下がり始めます。4時くらいから氷が張り始めているので、すでにマイナス2、3度でしょう。そろそろ終わりにして下さ〜い。お疲れさまです!
次へ(2004年5月14日)

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