2003年10月17日 ■ あっという間の初冠山
 「今、見送ったよん」。10月6日、朝7時半。佐藤初女さんとイスキア御一行様を、静岡駅で見送ったレイコから電話が入りました。そうか、お帰りになったか。あっという間、でもムチャムチャ濃い時間を思い出し、またしてもウルウルしながらふと富士山を見ると、頂上にうっすらと何かが・・・ん、もしや。
 寝起きでぼけた目をこすり、よくよく見ると、まごうことなき雪です。ほえ〜、富士山に雪が降ってるぅ〜。もっとよく見ようとしたら、あっという間に雲が頂上を覆い尽くしました。なんだか、初女さん達との別れを惜しんでの富士山の涙のようです。そんでもって、私に見られて恥ずかしくて顔を隠したように思えました。
 次に富士山が顔を見せたのは昼過ぎです。見事なくらい真っ白な帽子を被っていました。6時間足らずの間に、こんなに降ったのね。いっぱい涙を流したのね。
 この日、西の毛無山の空は真っ赤に染まりました。が、いつもなら同じく赤くなる東の富士山は、最後まで白いままでした。ちょっと不思議な夕方でした。

(いすわりまりこ)

10月6日、夕方5時23分。真っ白な雪の境目に、わずかに赤みが差しているのがわかる? 丁度5合目辺りだけに、夕陽の筋ができています。 富士山の反対を振り向くと、!!!! 映画のセットのような夕焼けが。毛無山の空が、真っ赤に燃えています。 10月8日、夕方5時14分。今日は、富士山全体が赤く染まりました。フェアリーテールのコスモスは、今が満開です。
赤富士を満喫し、「今日も夕焼けきれいだったね」と、お隣の磯やんと話していると「ん?? !!!」おお、もしや! 夕方5時45分。富士山のてっぺんから月が昇りました。満月の2日前ですが、とってもきれいです。そういや、去年も磯やんとこの光景を見たっけ。 翌日の10月9日、夕方5時46分。今日はどの辺りから月が出るかと思っていたら、なんとこんなに裾野から。月の移り変わりは早い。
10月12日、朝6時48分。なんだか不思議な朝日をレイコが激写。 お日様が顔を出しているはずなのですが、薄雲がかかっていてハッキリとわかりません。その代わり、大きな光の塊に見えます。 塊のまま、お日様は右に移動しながら昇っていきました。天使の大移動でもあったのでしょうか?
次へ(2003年10月28日)

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