フェアリーカフェ改築が終了したのは、一昨年、2002年の5月4日でした。みんなの力で出来上がったそのだだっぴろいホールで何をしようかと悩んで1年・・・。本物のカフェはいつかやりたいと望んでいるものの、なにしろ「営利目的ではなく、こころによくて、みんなで楽しめるもの」となると、けっこうムズカシイのでありました。誰でも来て欲しいけれど、誰でもよい訳ではないし、たくさん来て欲しいけれど多すぎてもお互い疲れるかもしれない。ほどほどだけれど、満足度が高〜くてオモシロイことをやりたい私は、毎日あれこれ考えておりました。
で、今年に入ったある日、お世話になっている大阪の鍼灸マッサージ師、美野さんのところでマッサージを受けている時に、「美野さんみたいな方に来て話してもらえたらなあ」と言うと、「いいよ」と答えてくれるではありませんか。美野さんはプロの方にも講師として教えている方なので、とってもとっても遠慮していた私はびっくらこ! やったあ、じゃあ今年初めてのイベントは「美野さんの健康教室だあ!」と即決でした。
整体好きな私は、裾野、鈴鹿、富士宮と、通っているところがいくつかあります。が、美野さんのところが「教室」向きと思ったのは、「自分で自分の身体と対話して自分で直していく」というところにありました。身体とこころが密接に関わり合っていることは、みんな知っているものの、なかなか実感を伴うのは難しいものです。けれど美野さんは、あったかな言葉でいろんな方法で対話の仕方を教えてくださいます。私自身、通い始めてから、己の身体の捉え方ががらりと変わりました。とっても楽になったし、楽しくなった。大阪を後にする時は、いつも足取り軽く、心も軽く、人生がまた新たに始まったような気分でした。
一番気を使ったのは、ホームページでの”告知”です。整体は少し角度が違うと妙な宗教っぽい感じになってしまうので、いかに「怪しくないか」と、「やってもらう、ではなく自分で感じること」というポイントがうまく伝わるかどうか・・・。で、なんとか真理子がうま〜く書いてくれました!(2003年3月2日 ■フェアリーカフェ
プレオープン記念イベント)
さて、当日、富士山はぱきーんとはいきませんが、ちゃんと晴れて気持ちいい日となりました。参加者は男性9人、女性29人、子供2人の合計40人。10時から始まり終わったのは、大幅に予定を過ぎた5時近くでした。言葉だけでその内容を説明するのは難しいのですが・・・・例えば「動きにくい箇所を無理に動かさず、楽で気持ちのいい方向へ動かして見て下さい」と言われて、足や腰を気持ちがいい方向へ伸ばしてみます。『あー、きもちいいなあ』って伸ばして、今度は曲がりにくかったり、凝っている方向を伸ばしてみると、あら不思議。そちらも良く曲がるようになったり、凝りがほぐれていたりするのです。「つまり、いい所をよくすれば悪い所が改善されるんです。子育ても一緒です。子供はほめて育てましょうね。得意なことをやらせていれば、不得意なこともできるようになるんです」
また、2人一組になって、相手側の凝りや痛みの話を聞きます。例えば「大きさはどのくらい? そこはどういう風に痛いの? ジクジク? それとも圧迫感がある? それで深さはどれくらい? 表面? もっと深い?」など、なるべく具体的に詳しく聞きます。聞かれる人もなるべく具体的に伝えようとします。そうすると、これまたあら不思議。聞かれる前より痛みや凝りが少なくなっていました。「あれれ?」と不思議がっていると美野さんが笑いながら「超能力じゃないんですよ。誰でもね、人の痛みをとることできるんです。その人がどう苦しいのかを聞く。聞いてあげるだけで、相手は楽になるんです。だからね、話し上手よりも聞き上手になりましょう。そしてね、”聞く”じゃなくて”聴く”。心から聴かないと」
・・・・・・この日の講座を言葉で書いていくと、1冊の本でも説明し切れません(それほど内容が深く、感動的な講座でした)。ただ、受講できなかった人にヒントになればと思い、美野さんの言葉をいくつか記します。これを読んだ方が何かを感じてくれると嬉しいです。
「赤ちゃんは、四つ足で充分に歩かせましょう。四つ足で左右バランスの修得をやっているんです。『早く立って歩け』は親のエゴ」
「力が抜けているとき、ニッコリするだけで力が入ります。笑うってことは大切なんです」
「自分の体を悪く思わないで。たまたま痛いのがそこにあるだけ。1痛くても99はいいんだから」
「99イヤな人でも、1の良いところを見てあげましょう」
「人の健康を喜べば、自分も健康になります」
「小さなことでいい、何でもいい。草一本抜くだけでいい。人の役に立つことをしましょう。それが自分の健康になります」
「人の役に立つってのはいいよ。『何しに生まれてきたか』というと、きっと人の役に立つためじゃないかな」
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緑が萌えるフェアリーカフェへ、続々と受講者がやってきました。近くは隣の酪農家さん、遠くはなんと大阪から!! さあ、みんな座布団用意してね。 |
お茶目な美野さんは、優しくソフトにお話ししてくれます。その声を聴いているだけで、ぽわんぽわんと暖かな気持ちになります。 |
寝っ転がって膝を左右に振り、どっちが曲がりにくいかを探しているみんな。話を聞くだけじゃなく、自分の体で実感できるのがサイコー♪ |
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この彫刻、なんとチェンソーで彫られているんですよ! この日、整体教室の後に、とっても珍しい&嬉しいアトラクションが待っていました。
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田んぼ部長のまさみっちゃんも参加。右を指さしながら「左」って言ってしまう人を矯正する運動を教わっているところ。毎日、やってるかあ〜? |
1ヶ月前以上から「こうやろうか」「あれもやろうか」とカリキュラムを考えてくれた美野さん。多くの教えと感動をありがとうございました!! |
この日の受講者でもあった世界大会第3位の実力をもつ、チェーンソーアートの城所夫妻(http://www.chainsawartpro.com/)が、「25分」という超短時間彫りをやってくれたのです。
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大阪へトンボ帰りの美野さん。世界一を目指してアメリカへ旅立つ城所夫妻。健康教室を受けて心も体もニコニコのみんな。また、会いましょうね♪(実は全員の集合写真を撮り忘れました!ゴメンちゃい)
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うなるエンジン音、飛び散る木屑、盛り上がる筋肉。パフォーマンスを交えながらのチェンソーアートに、全員拍手喝采! かっちょえええ!! |
参加者の方々からのお便り
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