2000年のオーストラリアンサファリラリー以降私は、2〜3年ほど伊豆アドベンチャーレースなど野山を駆け巡るアドベンチャーレースにはまってました。まだまだやりたかったのですが、膝の故障がひどく、じわじわと体育会系から遠ざかっていました。骨折なんていうのもありましたしね〜、とほほ。そう、という訳で珍しいほど落ち着いていた3年間でした。その間ログハウス建てるのもあったので、相変わらず変化はし続けていたのですが、「何処かに行きたいなあ」という思いはかなり蓄積していました。私の場合の「何処かへ」は、当然ハードなものが多いのですが、そう思っていたら・・・運命の扉は開かれました。その扉を開いたのは・・・パリダカの創始者でかつて砂漠のラリーへとみんなを誘っていた故テリー・サビーヌだったのかもしれません。
そのコールは、今年の1月の終わりにありました。かつてラリーの現場でよくお逢いした長野在住の中島聡尚さん(日本のクラシックカーラリーのオーガナイザーもしてらっしゃいます)。知り合いの女性ドライバーが、今年初めてファラオラリーに出場するのだけれど、「まだ未定のナビゲーターに山村レイコを指名しているのだが、いかがなものかなあ」というのです。女性・ナビ・指名と、いろんなキーワードが頭の中をぐるぐると回っていきました。手元に届いた企画書の女性は、なんとも可愛らしく、そして、意志の強い顔をして輝いていました。そのはず、彼女は医師でもあったのです(駄洒落すみません)。とにかく逢ってみて、その瞬間に「よしっ!」と、私も根性が座りました。「一緒に力を合わせてピラミッドのゴールに着こうか♪」
ラリーは9月30(日)にエジプトのカイロをスタートし、サハラの砂丘群や土漠や礫漠を約3000キロを駆け、10月6日(日)に再びピラミッドの前に戻ってきてゴールします。私の初めてのラリーはファラオでした(29歳!)。そしてパリダカに続く3度目のラリーもファラオ。初めてのパリダカ完走のゴールが珍しくピラミッドだったこともあり(39歳!!)、エジプトには独特の親近感があります。大好きなんていうものじゃないくらい、スキ。そして今回の旅は49歳なのですから、うーん。なんだか面白くなりそうです。
でも久々のラリーなので、ナビゲーターとしてやることはた〜くさん。でも、なんといってもチームオーナーでもある濱口敬子さんは、金銭面、スポンサー交渉面と大忙し(スポンサー大募集でございま〜す)。本業の合間を塗って、まさにラリー以上の走り回りで頑張っています。その様子は彼女のHPで是非ご覧下さい。ほぼ毎日日記を書いてらっしゃいます。
今のところ決まっているのは、彼女が購入したラリー中古のトヨタプラド(ガソリン)が出場車両ということです。つい先日真っ赤な塗装が仕上がってきました。5月末にラリー装備をキチンをつけた形に仕上がるので、そこでいよいよ走行練習開始。でも仕事の関係もあり、おそらく隔週の土日のみでしょうか。ひたすら走りとフィッティングを繰り返し、8月頭に船出し予定。そう、9月までなんて、きっとあっという間なんだろうな〜。。。。大変。でも楽しいですね、やっぱりラリーに関わるって。感謝。
さあ、またの情報が入りましたら、じゃんじゃんアップいたしますね!
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