vol.46. 2002年6月21日 * ピッコリーナの旅立ち


 このところお騒がせのピッコリーナちゃんですが、本日6月21日、無事田んぼの仲間の元に還りました。どっぴいかんだったので、早朝あわてて連れて行きました。アップの写真は、現地に着いて放す直前です。最初は、倍近くある兄イや姉さんに押し倒されそうだったのですが、すぐに仲間の行動と同化して元気よく泳ぎ回っていました。あわや5センチほどのブロックを乗り越えられない場面もありましたが(お昼に偵察にいったはんちゃんが目撃)、数回チャレンジして仲間と合流。ほっ。とにかくもうかなりあんよがよくなっていたので、大丈夫とは思っていましたが、カモは群で動くので、動きすぎてくたばるのでは??という心配もあったんです。これから夕方のカモ入れに行きますが、どきどきどき。
 ほんの1週間ほどのつきあいでしたが、一時はまったく動かせなくなった足を回復させる為に、風呂場からおんもの遊技場に出して(朝霧は夜セーター着れるほど寒いので、常時こたつあり)、一日50〜100匹ほどの虫取りに明け暮れ、すっかりお母さん気分だったので・・・・育った稲と、そこに放たれたピッコリーナをカモ小屋に座って眺めていたら、ほろりとしてしまいました。天井の網に大きな穴を発見し、縫ったり、ついでにヒエ取りしたり、よい朝のひとときでした。
 明日の土曜日もヒエ取りですが、こんなに気持ちのいい仕事ってないなあと、つくづく思います。水に入る心地よさ、稲と語らう楽しさは、もうなんだか宇宙遊泳より気持ちいいって感じなんです(したことないけど)。ひとりでにこにこしてました。ヒエも、今が一番取りやすいので、わくわくうひうひ言いながら出来るんです。ほんとうは田んぼも雑草を取らずに育てる自然農法を目指しているので、いつかそんなことにも繋がるようにと念じながら、水と土に触れて参ります。
 それにしても・・・晴れだと「ぶよ」がいなくてよいなあ!

すっかり立って歩けるようになった「ピッコリーナ」旅立ち1分前。
ずっとそばにいたのは、つんちゃんが持って来てくれたこのモモンガちゃん。すぐに寄り添い、夜は片時も離れなかった。毎日洗ってあげました。外の遊技場の段ボール小屋の中には「巣」を制作。ちゃんと寝てたよ。
遊技場には田んぼから持ってきた浮き草や虫類がたっぷり。

最初お風呂場に救出されたころのピッコリーナ。13日ころだったかな?
風呂場に設置されたバスマットの陸地、ラジウム鉱石の丘、無農薬のお野菜、ホメオパシーの薬、そして愛情。右足が辛そうねー。

次へ(2002年6月22日)



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