2010年11月30日

■ アトム、銀河鉄道の旅へ

 今年はまだまだ暖かな朝霧です。が、実は、カナシイお知らせです。11月25日のまだ暗いうちに、山羊のアトム(オス/2歳半)が、天国へ召されました。保健所も来ていろいろ調べてもらいましたが、やはり何か異物を食べてしまい腸閉塞を起こしたのでは、ということでした。10日前から震えて食欲がなくなり、あれこれ憶測は飛びましたが、とにかく健康体だったので、「異物疑惑」が浮上。けれど介護の甲斐なく、4頭の仲間(山羊3+ポニーのウラン)を残して逝ってしまいました。仕方のない事とはいえ、胸に穴がぽっかりこ。それは仲間も同じようで、亡くなってからそれはそれは寂しそうに見えます。去勢していたとはいえ、いかにオスの存在が大きかったのかを、改めて知るところとなりました。しかもアトムが食べたのは、私がニワトリ小屋に貼りまくったカラス除けの防鳥テープという線が濃厚で、「運命」の旋律が鳴り響いています。

 でも、蛇にやられたニワトリのガイアの時もそう思いましたが、きっと幸せな一生だったよね。全うはできなかったかもしれないけれど、あふれる愛情の中で自由に生きていたからなあ。これからも仲間の動物たちを見守ってください。それにしてもアトムが横になってから、犬たちも心配そうにウロウロしていたのには驚きました。最期の時、シッポ振って駆け寄っていったチロチン、死んだアトムを見た途端に、振るのをぴたっと止めて、しゅーーーん。これだけ種類がいると、他の種には無関心かと思いきや、どっこいみんな家族なんだよね。生物多様性でしょうか。。。

たまたま直後にカフェに来てくれた友人のしらつゆちえこしゃん(茨城のお寺さんのお嫁さんで〜す)、メールで下記のお言葉を送ってくれました。

《 散ると見えたは 凡夫の眼   木の葉には 大地に還るなり  》

あちらも猫ちゃんが逝ったばかりだったとか。合掌。



アトムが逝った11/25の朝焼けです。きれか。

アトム(白い子)たち兄妹3頭が生まれたのは、2007年の3/29。それはもう、玉の子よ! 夢中になりました!
アトムと命名したのは、私。「オス(ウランの恋人)が来たらアトム!」と思っていたので。

一番元気がよかったかも。いつもどの子もアイドルでした。
お父さんがでかかったので、アトムは一番大きくなりました(手前)。
オスだから(?)子供に反応して興味津々だったアトム。群れの防衛本能もあったかも。

倒れる前日まで走り回っていたアトム。口蹄疫の心配がなくなり、やっと柵の中に入れるようになったので、地元の家族と放牧地で走り回っていました。あれが最期の戯れだったんだあと思うと、思わず目頭熱くなってしまうカアチャンです。親バカなカアチャンなので、ついでに一番可愛い時の映像リンクしちゃいますね(写真の6枚目見てん)。

命とは、命を教えてくれるものなり。
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