2010年1月8日

■ スロースタイル・サイクリング in 淡路島 その3

 翌日、目が覚めて窓を開けると、宿の瓦が目に飛び込んできました。すでに瓦を見る目(瓦感)が変わった我々。さあ、今日はお昼までしか走れないけれど、どんな一日になるんだろうとワクワク。お尻は、分厚いパッドのお陰でしょうか。ま〜ったく痛くありません。私の普段の愛車はテスタッチですが、今回は、掛川の「ちゃりんこ」さんよりANCHORをお借りしました。サイズもぴったり、走りやすくて快適へと導いてくれました。
 松林で朝日に輝く海を拝んでから出発! 今回久々の大勢でのツーリングだったのですが、一緒に走っている仲間にいろいろアドバイスを受けることができたのは収穫でした。3歳からと自転車歴は長いのですが、ギアの選択やタイミングは自己流ゆえに、いつももどかしさ満タンだった私。「なあるほど!」の連続。モーターバイクも一緒だけれど、ツーリングほど育ててくれるものはなし(帰って、いつもの坂道の楽だったこと!)。いつもいろんな人が側にいて、楽しかったな。

 さて、今日のメインは、江井地区にあるお香の町。国内生産7割を占める淡路、「町に入ったら分かるよ」と言われていたとおり、とある坂を下ったら「ぷ〜〜〜ん」。薫りました! その中でも老舗の「梅薫堂(ばいくんどう)」さんを訪ねて、昔ながらの製法を守っている工房を見学させてもらいました。案内してくださったのは、昨夜の懇親会にも参加していた青年会議所の吉井嵩行さん。6代目だそうで、とっても親切で分かりやすかったです。香道もちょぴっとかじったことがあり、そもそもお香が大好きな私。お遍路さんは、お線香と一緒の旅だから楽しいのん。煙には弱いものの、自然の香には癒されます。職人の素晴らしさ、リサイクル可能でエコな材料、自然を利用して乾燥させる技術など、ひとつひとつに発見がありました。

 予想外だったのは、伊弉諾神宮で樹齢900年の大楠を仰いでいた頃のこと。なんと時間がなくなっちゃったのです。昨日、宮内さんに「止まると進まないよ!」と言われていたにも関わらず止まりに止まって(私も!)真っ暗になった好奇心の塊軍団。すでに残りの半分をカットしないと帰りのバスと合流できない位置ではないですか。協議の結果、後半をばっさり諦めて、ルートも変更して、洲本の美味しい牛丼を目指すことにしました。車の多い道を通り(でも、走りやすかった)、海を愛でながら、無事「御食国(みけつくに)」に到着。旧カネボウの綿糸工場だったというレンガ造りの中で、たらふく食べて、タマネギなどのお土産いっぱい買って、名残惜しい淡路島を後にしました。

 12月間近というのに、小春日和の2日間。海風もなく、ぽっかぽっかだったこともあり、本当に楽しいを絵に描いたようなサイクリングでした。誰もが笑顔。怪我もなかったし、美味しかったし、よき人々に会えて、幸せいっぱい。また来れるといいな。バスの中では、延々とシリトリに精を出す我々の心に残ったのは、果たして。。。

 とにもかくにも淡路島のみなさん、そしておつきあいくださいました掛川のみなさん、ありがとうございました。今度ご一緒する時は、もうちっとうまくなっているからね〜。
(使用の写真の多くは、参加の木村さんと鈴木さんからお借りしました。感謝!)

★最後に、今回私が惚れた参加メンバーのマコトちゃんが登場するDVD「自転車で行きたい」、是非ご覧下さいませ! 掛川を走りたくなってくるよー!

 

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