2002年12月31日 ■ 12月15日、レイコ誕生。
 忘年会の翌朝は、みなの寝静まる中、そっとジョギングに行きました。そう、「アメリカ・インディアンの聖なる大地の教え」に書いてある「個人の死と生まれ変わりの循環(人は誰でも誕生日の58日前から死の循環を始めること)」は、私にとってとても重要な出来事になってしまいました。通過儀礼が終わって、生まれ変わるその瞬間(誕生日の朝)太陽の光を浴びることは、何より大切なんですよねっ。これで3年連続で誕生日の朝日を見る幸運に恵まれました。ばんざーい!大好きなポイントで10分ほど呼吸法をやって、シャンとしたところで素晴らしい朝日に遭遇です。58日間、たしかにいろいろあったような気がします。それ以外だっていろいろあるのですが、「これは何を学べと言われているのかな?」と思って向かうので、何だか収穫が多いのです。これからの自分の方向性を確認して、「よーし、行くぞー」なんて感じで45歳に突入しました(前日の様子をバラされた後では、何だか信じてもらえそうにありませんが)。

 そして家に戻ると、忘年会という名目で呼び寄せられた人達が内職していました。もくもくもくもくと黒米のもみ取りです。あの例の・・・キョーフの・・・。その作業は夜更けまで続けられたけれど終わらず、最後の一袋が仕上がったのは、なんと3日後でした。「通過儀礼かしらねえ〜」とは決して言えない雰囲気でございましたが、有り難いことです。感謝に始まって感謝で終わる人の世、であります。


雪に包まれた畑を通って散歩へ出る。
光の筋がスンと伸びて、背筋もスンとなったところで・・・。
出た。暖かい。柔らかい。優しい光。
いつもの散歩コースには「朝霧放牧牛乳」をつくっている宮島さんちの牧場がある。親子がいたのでぱちり。 富士夫くん、「さっき産まれたばかり。濡れているから毛が凍っているなあ」なんと私と同じ誕生日の子牛ちゃん。「でもオスだから2ヶ月後には市場だよ」「えっ、じゃあ私が飼おうかな」「1年後には扱えなくなるよ、オスだから」「・・・」 たとえどんな運命であれ、光の中で輝いていた新しい生命。この親子が幸福でありますように。全う出来ますように。アーメン

こちらの”結”チームは、わずかに残ったモミ殻を一粒残らず除去。玄米に近い脱穀をしているので、機械では取り除けないのん。 宴会の準備、後かたづけ、そして黒米モミ取り。3日がかりの大人の遊び? 真空パック係のまさみっちゃん、女8人に囲まれてる! 楽農ハーレムっていいなあ(「いいわけないだろっ!」って声が聞こえます。はい、すみません)。 大人は黒米、子供は『もののけ姫』時々カマクラ作り。最後まで宴会と農作業がセットになっているフェアリーテールでした。来年も大いに汗流して遊びましょうね!


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