2002年10月10日 ■ はんちゃんの誕生日

 フェアリーテールの番頭・はんちゃん(今野晴美)は、いつも元気な働き者。レイコさんに負けず劣らず、ガハガハ笑い、そして大きな声でみんなを励ましてくれます。そんな彼女の誕生日となれば、イベント好きのレイコ&仲間が張り切らないわけはありません。本当の誕生日は9日なのですが、レイコさんが出張のため、繰り上げで8日の昼に誕生会をやることになりました。
 ロケ先から「誕生イベント、ヨロシク。ケーキ、プレゼントは手配シタ」とレイコ指令が前日の夕方に飛びます。早速、飾り付けはかおじ(米の出荷手伝いに来ていたミスバイク)と清美ちゃん(お隣りさんで働く磯村奥様)が担当、つんちゃん(お馴染み畑部長)は食材とスペシャルゲスト・まさみっちゃん(たまたま休みだったはんちゃんの旦那様)の手配に奔走します。そうして飾り付けを作りながら、夜遅くまでイベント進行案が練られました。

 8日の朝、はんちゃん出勤前に仕込みをするため、6時に起床。ちゃちゃっと朝食を済ませると、くす玉やプラカードの最終仕上げ、プレゼント指令紙張り付け、似顔絵ちらし寿司などの製作に入ります。出勤時に見つからないよう、できあがった物はトイレにどんどん隠します。出勤後は製作場を見せないように、普段は開けっ放しの窓を閉めます。飾り付けが見つからぬよう、車からダッシュで運びます。そして、事務所からホールへやってこないよう時々、見張ります。
 しかし途中、クス玉を車に隠していたかおじの傍をはんちゃんが通りかかりました。『やべっ』と慌てながら「あー、富士山綺麗だね〜」と白々しく視線を逸らそうと試みるかおじ。しかし、あまりにも不自然なその態度! あまりにも不自然なクス玉のカタチ! あっさりとはんちゃんは言います。「これ、なーにー?」瞬間、かおじの心臓はどっかん、頭は真っ白! そして出てきた言い訳が「な、なんでもない」(絶句)・・・・・・なんて正直なやつでしょう。そんなカタチの物を車に積んで、なんでもないはないだろうっ! あまりと言えばあまりの言葉に、はんちゃんは「ふ〜ん」と言って立ち去りました。

 しかし、怪しがられるのは最初から計算済みです。だって、はんちゃんが管理するレイコのスケジュール帳に、レイコ自身が「はんちゃん、誕生日」と書き込んでいるのですから。イベントやるってのがバレバレです。ふふ、ちゃんと考えてますがな。
 そうしてお隣りの古屋さん&磯さんが昼休みに入る12時過ぎ、スペシャルゲストのまさみっちゃんも到着(ばれないように車を遥か遠くに隠して、こっそりと歩いてきた)。速攻でトイレに隠れてもらい、いよいよ誕生パーティの始まりとなりました。


主役を呼んだが、玄関で照れまくる、照れまくる。「いやーん、きゃー、はずかちい〜」。そしてすぐに渡されたプレゼントの中には!

なんと「ダマッテシジニシタガエ。フロバノセンメンダイヘイケ」のメッセージのみ。それを見て「きゃ〜、楽しい〜、うぎゃ〜」と叫びながら指示に従って走るはんちゃん。

誕生日会の雰囲気ムンムンでしょ? 手前は特製似顔絵ちらし(原画・レイコ 注:大木ボンドではない)。
「フロオケヲアケロ」→「ツクエノイスノウラヲミロ」→「ガスレンジヲアケロ」→「ガレージノレイコノホンヲ3サツモッテ、ウタヲウタイナガラカエッテコイ。ケッシテハシッテハイケナイ」という指示の間に、全員でホールの飾り付け! 急げ! ホールの飾り付けと全員によるプラカードを見た途端に、泣き始めたはんちゃん。ずっとトイレに隠れていた旦那の花束贈呈にも気づかない始末!
それを見ていたみんなが今度はもらい泣き。
かおじもつんちゃんもグジグジ。古屋さんの目にも涙が! くす玉を割って、今度こそ本当のプレゼント贈呈です。 レイコのプレゼントは「フットバス」。まあまあとにかく、と開けて足を入れさせたところで王冠とガウンで女王様?に変身。
参加者全員の背中で作ったプラカードは「WE LOVE はんちゃん」。女王様、大満足!? 恒例になりつつあるクス玉内の言葉は「好きにしていいのよ〜 レイコ(怒りマーク付)」。前日の出荷を手伝ってくれた白井さんも、半ドンの子供をピックアップして駆けつけてくれた。 夜の蝶ではなく「昼間の蛾」と呼ばれてしまった舞をごらんあれ。ほ〜れ〜、
ひ〜れ〜
は〜れ〜
ほりゃ! 3つ前から繰り返して見てね〜。人生が楽しくなりますよ〜。ほ〜れ〜。


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